寝言・・・。
きれい、思わずというふうに土方よりずっと若い沖田は仄かに笑んだ。
ハラハラと舞い落ちる木の葉に見惚れたように……。


沖田は汚れない、その笑みにどうしてか土方は苦い味のする自嘲を脳裏の奥底で感ずるのだ。

変わることのないコドモ・・・。


それが、土方にとっての沖田だった。


沖田はくったくなく笑うのだ。

季節がうつり、木々が鮮やかに色をかえて・・・。


もみじを見ては無邪気にきれぇだと見惚れ、柿をもらったと言っては、うれしげに

「はい、歳さんもあまいもん好きだよね?」

と・・・。


そして、笑う。

幼くいとけなかった、昔のままの無邪気さで・・。


この無垢さが、土方にはときに憎いような気さえした。


わかっている、沖田は沖田なのだ。

すぅーと、じゃれるように沖田はつねに土方を訪なう。


そして、嬉しげに

あなたが、好き。だいすき。


と、懐くように無邪気に土方の側を猫がじゃれるかのように離れず。



そして、笑うのだ・・・。


「ねぇ、土方さん、私をおいていかないでね。ずっと貴方のそばがいい」

何故か土方はドキリとした・・、が。

沖田は土方にもたれるように、その身を土方の背にあずけていた。


やわらかい寝息とともに。



土方は、口元を緩めた。

寝言か・・・。


(あぁ、俺もお前を離せない)

なかば、諦めたような吐息が自然、男の口からもれた。


2006/11/05



かなしい微笑。
沖田の指先は、不思議なほどに伸びやかだった。
その事に、かすか気圧されるようにように思った自身を恥じるように、そっとその手をとった男は微笑んだ。


かなしげに、伊庭は

「あぁ、宗さん・・・。」と。

したが沖田のほうは物怖じせぬに、まっすぐと伊庭をみつめて。
どうしました、と、ただ尋ね、無垢ともいえる笑みを頬に浮かべた。


なぜか伊庭は、どうしようもなくこの年上だが自分自身よりよほど、儚くみえる若者をただ抱きしめたいような気がした。


そうするかわりに伊庭は尋ねた・・・。

「宗さん、なにかあったのかえ?」と。



一瞬、沖田は何をきかれたのかわからぬような表情を浮かべたが。


・・・。

「ええ、ありましたよ・・。」

と、それは幸福そうに、笑みを浮かべた。


そして言った。

「けれど貴方にわかる・・?」と悪戯ぽくわらう・・・。


伊庭は、そっと沖田の手を掴んだときと同じようにたおやかに離すと

「それは何? おいらには言えないことかえ」と淡く笑む。


束の間二人の間にふいと、やさしい風が流れた・・・。


ふっと、二人は見つめあい、互いにやわらかく微笑みあった・・・。


それで充分だった。


たとい、互いに仮初めの恋と互いに知っていたと二人が二人とも知っていたとしても・・・。


だから、ことさら二人の笑みは柔らかであたたかだった。
そして、そのことを沖田も伊庭も知っていた。


真の思いは此処には無いのだ。

やさしい労わりに似たかなしみの他には・・・。


2006/11/03



今更。
どうして今更になって、あのひとは。

あんなことを言ったのだろう。


ゆらめくような視界と、優しげな仲間の声とを穏やかにその体に受け止めながら、カタチにならないような、思いがあふれて、俺はうっすらと笑った。


そう、いまさらだったのに。おかしいね、と。

俺はどうする、つもりなんだろうか。


あのひとを、責めて憎めればそれはそれでいいような気もする。


泣きたかったんですよ、となじればきっと青褪める貴方の顔を思い浮かべて、それがいいのかとぼんやり思った。


2006/10/27



睦言。
「土方さん、白粉が匂いますねぇ・・・。あら、まぁ私を待たせて」

引寄せられた土方の腕がか細く縋るように沖田の体に絡みついたとき、そう沖田は言って、ふくみ笑うように笑った。


「あぁ、血の馨りと女の匂いのするアンタは堪らないなァ」


ふふふ、あぁ、あぁ人を斬ったんですねえ・・・・・。 貴方も私も、どこまでも人斬りなんですから。

きれぇだね、返り血を浴びた貴方は。 もっぱら隊の中でも噂ですよ?
そういう綺麗なあなた、大好きだ。


ただ私は、たぶんもうあなたをそういうふうに好きじゃない。此処に残ったのはわたしの影絵・・・。

それでも私が欲しいんですか。
それとも私が変わっていくのも気がつかないの、ねぇ、土方さん?

そうじゃないんでしょ?


だけどこの私の嘘の睦言はどこへいくのかしら。

「大好きですよ、土方さん・・・。」 沖田はぐいと激しく土方を抱き返した・・・。


だが、それは一瞬で優しく微笑み「待ってたよ、歳さん」そう言いながらゆっくりと土方の首筋をやわらかく自身の唇で辿った。 好きだ、愛しい、可愛いと呟きながら・・・。


2006/10/22



朽葉。
「斎藤、なんかお前ってさァ、変わらないよなぁ・・・。」

「なんだいきなり」

うーん、なぁ斎藤、俺はさなんかもう、ね。


「あ、今日、そういや俺とアンタだ」と呟く沖田に・・・。

「ああ」何を今更という顔をした斎藤はこたえる。


「って、お前おかしいぞ。沖田」

「ん? なに?」

「いやな、なんとなく」


「今日は一人もとり逃がすな、だっけ?」沖田は斎藤になんとはないふうに尋ねた。およがすために逃がす必要もないということだろう。

捕縛できなきゃ、血が流れるかなァ・・・。
沖田と斎藤が出るのだ、当然相手は多いのか腕がたつのか。
沖田は詳しいことを聞いたはずだったが、何故かいまは思いだ出せなかった、其の時になれば思い出すであろうから問題無い・・・。

慣れすぎていた。もう、そんなことに。



今日は血が流れるなァ・・・。

「おい、沖田・・・。」

え?

「沖田、やめろ」

って、何が?


ふふっ、そんな焦った声しないでよ斎藤せんせい、罪悪感感じるじゃん・・・。らしくないぜ、うん。

そっか、俺もしかしたら笑ってる?
それとも泣きそうとか?

それとも・・・?

そんな心配そうな顔すんなよ、なァ斎藤・・。

斎藤、俺もうわかんないだよね。

だから、お前の側は安心する・・・。
変わらないお前に安心する。


「なァ、もし俺がさ・・・。」

沖田を気遣うような視線を感じた。なので、それ以上は言わず、かわりに。


沖田は無邪気ににっこりすると

「今日もよろしく頼むぜ、ポカして斬られんなよ」

「ふん、アンタこそな」


すこし道場へいってくる、と沖田は立ち上がった。

「斎藤、お前は?」

「俺は刀さ」ニヤリと笑みを浮かべた斎藤に、沖田は・・・。


「ほぉ、斎藤先生らしいや。今度、俺にも適当なのみつくろっておいてよ」

「沖田っ!」

「あはは、踏み倒したりしないからさ、じゃあ、あとでな」


沖田は口笛でも吹くように軽やかに足音をたてて部屋を出た。



言えなかったな、お前のようなやつに斬られて死ぬなら・・・。
なんて・・・。

ふふ・・・。

なァ、俺がいつかお前に斬られたいと言ったらききいれてくれ。
俺にとって斎藤お前は・・・。

なァ、斎藤・・・。


なあ、斎藤。



2006/10/20



秋空に。
道場なりの雑用やら稽古を終えた沖田は、ぼんやりと高く澄みきった空を見上げていた。

「宗さん」耳に馴染んだ、不思議なほど柔らかい声音が沖田を現実に引き戻した。

あ、というふうに沖田は伊庭を見た。
そっか、約束してたんだと思い出しながら。

遅くなってすまないとわびる伊庭を、ぼんやり見ながら沖田はにっこりと笑った。

「ねぇ、若旦那。空を見て・・・。」きれいでしょ、と空を指差す。


伊庭はどこかせつなくなるような気持ちで、ひたすら空を見上げる沖田に
「あぁ、なんやらすいこまれちまいそうな心持ちがするよ、宗さん。宗さんは空がすきかえ」

「うん、きれえなもんは俺、みんな好きだよ」


「ねぇ、若旦那、どうして俺が好きなの?」空を見上げたまま沖田は、ちいさく伊庭に尋ねた。


「答えられないんでしょう? ほんとは・・・。」知ってるよ。と沖田は微笑む。


その微笑はなぜか伊庭を物哀しくさせた、己の心が、絶対にこの悲しいほどに澄んでいながら同時に深い淵のような闇を抱えたこの若者にはわかるまいと、やはり思い知らされたような気がして・・・。
だが・・・。



「好きだよ、宗さん」

「俺もあなたが好きだよ」



沖田はよりいっそう哀しげに微笑んで伊庭を見た、伊庭のほうも穏やかに微笑みかえす。

すっと沖田が腕を伸ばして

「本気で、俺、あなたが好きだよ」

伊庭は自分より背は高いが細い沖田の体を深く深く抱き寄せた。


2006/10/17



恋の顛末。
「はじめさん、おっかしいな〜。」

沖田は笑った。

「どうした? 沖田」

うむむと考えるように、沖田は首をかしげてちょいちょいと頬のあたりを撫でながら・・・。

「う〜ん、最近。よくわかんないけど・・・。なんかねえ、らしくないっていうか」

うーん、うーんとうなっている。

「やめてくれ、そんなじゃない」どことなく頬を赤らめてしまったのを自覚した斉藤一は、すっとのぞきこまれた目をそらした。


「そんなじゃないって・・・。何も言ってないのに」

沖田は友の気安さで、ますます斉藤をじっくり観察でもするように眺めた。

「ねぇ、何があったの? 斉藤」

「訊くな」

「えー、気になるデショ。おしえてよー。」

「やだ」

「ふーん、そう? じゃ絶交。もう斉藤先生とはお仕事以外、サヨナラですね。」


斉藤はあせったように、沖田を見た。
あー、沖田がやると言ったら本気でやるのだ。

「ま、まて」

沖田はにやっと笑った。

「じゃあ、おしえて?」

う、と言葉につまり斉藤は怒鳴るように叫んだ。

「お前に惚れた」

沖田は呆気にとられたような表情をした、だがその次の瞬間、けたけたと笑いだした。

「斉藤、ばっかだな〜。はやく言えよ。知ってたぜ」

そういうと沖田は斉藤の稽古着の襟をぐいとひきつかんで、顔を近づけ、「また、あとで」と小さく言って。

すぐさま、離れ「ハジメちゃん、今日は俺の勝ちだったね」と無邪気に笑った。

「さぁ、もういっちょうやるかな」
そうしてひょいと手拭いを肩にかけ、沖田は何事もなかったように呆けた斉藤を残していった。


「沖田っ!」

振り返らずに沖田は、あげた片手をひらひらと振った。



2006/10/16



弦月。
「斬れ」唇を噛み締めて、そういう男は酷薄だが淡い透明な色をその瞳に浮かべた。

こういう時のこの人は哀しい、沖田は何故かそう思った。

「私にですか? なぜです?」沖田は土方に問うた。

ふっと、土方は微笑する。
決まっているだろう? と、言うように。

違う誰か、そう斎藤あたりでもよかったはず・・・。


「おめぇが欲しいからさ」こんな夜にはな。

ふふふと、沖田は笑った。自然、沖田は土方にとうてい逆らえぬ。
それは隊の立場ゆえではなく…。
哀れなのは、自身かこの人か。

「判りましたよ、行ってきます。」

互いに欠けているのだ。疾うの昔に・・・。


ねぇ、土方さん血の匂いのする俺はアンタの駒だ。
欠けた月が満る頃には、わたし達、何処に往くんでしょうかねえ・・・。
貴方となら、先の見えぬ道行も悪かないなァ。

沖田は土方の肩先に流れた髪を一梳きすると、それはそれは倖せそうな優しげな笑みを浮かべて。

「あぁ綺麗だよ、あなたは」


一瞬、土方は目を見開くが、にやりと笑った。

「おめぇは、嘘吐きだなぁ。なァ総司」



2006/10/15



(続) 明日の今日。(一)
ふっと目を覚ますと、心配そうな歳さんの顔があった。

あぁ穏やかな目だった。
何かさみしいような気がした。


どうしてだろう?
そうだ、ずっと昔からこのひとはおれが具合を悪くしたりするといつも、こうやっていつも優しかった。

なんでだか、涙が滲んだ。

きっと、おれ、あの人が好きなのかもしれない。
だから歳さんのホッとしたような目が・・・。

まだ、言葉にならないけど。

なんとなく、わかってしまったから。わかってしまった理由が若旦那のせいなんじゃないかと思うと、ひどくかなしい気がした。


ずっと、おれ歳さんに憧れてたんだ。きっと……。

なのに。

「大丈夫か」
と訊かれて、ただ「うん」と答えた。

なんとなく泣きたい気持ちになった。


2006/10/12



情人。(闇)
音も思いもそこにはなく、ただ闇ばかり。


躯中が冷たかった、だが何もかも浄化されていくようで。
おのが体内を廻る血液さえも凍えてしまったようでいっそありがたかった。

明けることのない空。


縋るようにのばした指が振り払われやしないかと、
ぼんやりと男の青褪めた顔と哀しげに歪んだ口元を見た。
すっと、ほつれたように片頬に落ちた髪をやわらかく掬いあげられて沖田は微笑んだ。

悲しいまでに男の瞳は静かだった。
だが、こぼれ落ちたひとしずく・・・。


言葉をもとめたくはなかった、だからただ男を引き寄せ沖田もまた泣いた。


淡い透明な涙だけが、二人にとっての温もりなのだ。
空は明けずとも。


2006/10/10



しんぱい。
「まったく、また喧嘩ですか〜? よく飽きないもんですね」

嫌味だった、だがケガをしていた土方を見て真っ青な顔でにらんだ宗次郎である。


よくあること、には違わないかもしれないが。
宗次郎の嫌味は珍しい・・・。

思ったより深手だったのは土方にも誤算だったが、そこが本気で宗次郎を怒らせたらしい。

それでも、テキパキと濡らした手拭いで傷口を拭ってなれた手つきで布をあてていく。


もともと荒っぽい連中の中で育ったから、その手つきには何の迷いも無い。
それにさっきから嫌味ばかり言ってるのに・・・。


なんとも優しいしぐさである。

言われるがままの土方はなんとなく、宗次郎の真剣な顔を見ながらそれはたぶん土方自身にもわからないくらいだったろうが、なんとも言えないような表情を浮かべていた。

ふっと目線をあげた宗次郎は、その土方の表情を見て困ったという顔をしたが。すぐ視線を外して


「あんまり私に心配させないでください」
とだけ言った。

その声はことのほか穏やかだった。


2006/09/25



泣き声。
何も無いそこが、いつか己の逝くであろう場所だというのは寂しいだけの自覚だった。

影のように心がこの世に残ってしまうのは厭だった。


だから捨てていくしかないのだ。
だから何もかも忘れてしまう・・・。

残った気持ちは、寂しいという気持ちにいちばん近い。
それしか残らなかった。

それでやっとホッと沖田は安堵した。



あの悲しげな色を宿した瞳を抱いて死ぬのは、もっと寂しいだろう。

ぼんやり夕の赤い日を眺めるようにしながら沖田はくすりと笑った。

(離れたいと言ったのに。あの人、それでもおれを持っていくかな……。)

もう、ここには抜け殻のような心しかないのにと、のべられた床を背に縁側に膝をかかえるように座って、沖田はおかしげにくすくすと猶も笑った。



男は持っていくだろう、たぶん。
だが、それはもう沖田ではない。

それをあの聡明なひとが気がつかないのが、沖田にはおかしかった。
あれほど鬼と呼ばれ、冷酷なまでに隊をしばりあげてきた土方が沖田一人の喪失を受け入れることが、出来ないのだ。

必死で悲しげな表情を隠そうともしなかった、あの人は。

人一倍、弱さを知られるのを嫌うひとなのに。
全てを忘れてしまっていて良かったと思った。



憧れも恋情のなれの果ての執着も、密かに抱き続けてきたような気のする憎しみさえも、もう無かった。

くすくすと笑いながら赤く染まった空を眺めていた沖田の頬を一滴の涙が散ったが、沖田が自覚することは無かった。

明るく柔らかい笑い声は夕空の景色に馴染むように静かに響いていた。


2006/09/23



恋なんて、というけれど。
あはは、となんの屈託もなくアッサリ

「ウソ泣きなんて〜、やめてくださいよー。もう」

と宗次郎は歳三に笑いながら

しかもぜんぜん本気だとは思ってないのか。


嘘泣きなんかじゃなかった、好きだったのだ。ずっと、この生意気で可愛いのに憎たらしい餓鬼が。

なのに、なんだ。
アッサリ俺をふったあげくに、嘘泣きだとぉ〜。
コノヤロウ。
思いきり土方はしゃくりあげた。


「オレ、俺はなぁ、おまえが・・。」泣き止もうと思っても涙はあとから、あとから決壊したようにあふれてとまらない。

沖田は困ったみたいな顔をして「あーあ、私がせっかく冗談にしてあげようと思ったのに・・・。」

バカやろう、そんなんで諦めてんならとっくにそうしてる・・・。

え!

コイツ、わかってた?


もう困ったな、と微笑んで沖田は言った。

「私に歳さんのことが、わかんないわけないじゃないですか。」

でも、後悔しない?

真剣な目をして沖田は土方を見つめた。


「莫迦、後悔するくれぇなら言ってない・・・。」

「そっか、ごめん」

宗次郎は土方の頬につたった涙をその指先で拭って言った。

「俺もあなたが好き。」

歳三はぼっと赤面した。


2006/09/19



秋の蝶。
季節外れもいいとこだと、のん気そうに傍らを歩調をあわせて歩く男が呟いたのを聞いた斎藤は一瞬だけ眉をしかめた。

白い蝶だった、それが何かを思い出させた。

そうだ、季節外れもいいところだとぼんやり思った。


沖田の剣を蝶が舞い遊ぶようだと思った真夏の日の物思いは、季節外れの狂い咲きのような絶望的な感傷だった。
いつからだろう、隣を行く友が信じられなくなったのは。
いや信じてないのではなくて、恐ろしいのだとは思いたくはなかったが……。


色濃い秋の気配にやはり冷たくなってきた風に、白い蝶はどこか何かを斎藤に思い起こさせた。

沖田はやはり、のんびりとその蝶を眺めていた。
そして

「なぁ、アイツきっと明日には死んじゃうのかなァ。」

その声には何の色も無かった。
斎藤の答えも期待していないのだろう、だが思わずのように斎藤は言った。

「そんなことは誰にもわからん」

「そうかなぁ、もうこんなに寒いよ」

沖田は斎藤のほうを向くと無邪気な笑みを浮かべながら、こたえた。



2006/09/17