2006/07/08 |
こんばんは! 拍手やコメントありがとうございます☆ ※A様、いつのまにやらシリーズになっていたこの三角関係ですが(笑) はい、土方さんは沖田が好きなんですw 説明不足ですみません(^^;) で、突発モノがいつの間にか、なので必ずしもいつも登場人物の感情が同じじゃないんですが、、、。(はい、確か伊庭さんが歳さんを好きだったというのから、はじまってるような。すみません、あやふやでー。それと、なんか宗ちゃん視点だと伊庭さんは土方さんを好きなんだって。けっこうかってに思ってる話が多いかもw ただ、なんとなくおちていってますね、伊庭さんにw) 土方さんは伊庭さんを信頼してました(^^;) で、嫌いじゃないんですよ、伊庭さん。それに伊庭さんも歳さんが好きだし、ただ宗さんに惚れちゃってという(笑) 伊庭の味方w(^^) ありがとうございます!! 伊庭さんが、喜びますw ご感想ありがとうございました♪ (伊庭さんもとても好きなので、伊庭沖へのお言葉はいつもうれしいですv) 拍手おしてくださる方、ご感想くださる方。 いつも、感謝しています!! ありがとうございました〜** |
2006/07/07 |
こんばんは(^^) 拍手やメッセージありがとうございます!! ※「やさしいお兄ちゃん」の花。はい、あの花は歳さんの恋心〜♪ 伊庭沖明るめの他のお話とも、かなり、かさなってはいますが・・・(^^;) 「やさしい〜」のほうは、やっぱり水面下で歳さんVS伊庭さんだったような・・・w(けど、どっか憎めぬ伊庭の御曹司と歳さんは、、、。なのかも、謎です。^^;) すいません、突発モノっぽくって。ただこの二つの話もつながってますね、書いてるわたくしめ、あんまり続きものは書けませんが。こういう続き話、大好きというお言葉、うれしかったです!! ありがとうございます☆ ※「恋する青年」ラブコメっぽい、うれしいお言葉です!!(なんか、湿りがちなお話になってしまうことが多いので〜) はい、いちおう明るい三角関係目指してます!! ありがとうございます♪ 拍手おしてくださる方や、コメントくださる方。 ほんとうに感謝しています!! 書く勇気がわきます** これからも拙いですが、頑張りますね(^^) ありがとうございました!! |
2006/07/06 |
恋する青年。 近頃、己の留守を狙って伊庭八郎が試衛館道場にちょくちょくやってくる・・・。 の、だそうだ。(食客連中の中でも話題になるほど、頻繁だった・・) 土方は沖田宗次郎に惚れていた。 可愛くって、口にすら出せぬほど。女泣かせの色男がカタナシである・・・。 の沖田を伊庭が・・・。 伊庭は臆面もなく、歳三に笑顔で言ってのけた。 「歳さん、オイラさァ。負ける気はしないのよ。ちぃとばかっし油断なすったねェ、すまないね。歳さん」 しかも悪びれたふうなぞ、どこにもなくて。 相変わらず物腰柔らかく、かつカラリとしている。 ・・・。 それに今更どうやって、宗次郎にと思うと知らず頬が赤らんでくるようだ。 弟のように可愛いのだと自分自身にさえ、誤魔化してきたが。 したが、どうしたものかと。うかうかしていられないようなイヤな予感が拭えない。 それに、宗次郎の態度が・・・。 なんというか、どうもこうも違ってきた。 伊庭に対して、よく話すようになった。 笑うようになった、いかに留守を狙って伊庭が来るとは言え、 いつもいつも、鉢合わせぬとは限らないのだ。 ナリフリなど構ってなどいられない・・・。 筈なのだが、おそらく道場にとっても勇にとっても沖田はいっとう大切な愛弟子。 ぐいと押し切ろうにも、いかんせん後ろめたい。 それに兄と慕ってくる沖田に嫌われるやもしれぬ、と思うと ふんぎりがつかない。 女だったら、歳三の涼しげな目元や愛嬌のある笑顔に 自然、向こうからよってきたものを。 どう口説いてよいのやら、皆目わかららない。 さりげなく、花を贈ってみたり、可愛いと隠しもせぬのだが。 少年は「歳さんは、とってもやさしいね」とニコニコするばかり・・・。 (あぁ、きっとちっともわかってねぇ・・・) 嫌われてはいない、むしろ慕われている、だがどうも違っている・・・。 せつない溜息をつく歳三だった。 |
2006/07/06 |
死のほとり。 ふっと斉藤一は友の安らかな顔に笑った。 さいきん、沖田は昔ほど笑わなくなった。 ちかごろ、彼は女を買う。 そして、沖田は手負いの獣のように。 飢えた狼のように、刀をふるう。 そして、瞳は何も映さなくなっていくかのように うつろになっていく。 斉藤は、沖田は抱きしめた。 その腕に力はなく、瞼は閉じられて・・・。 でも、あたたかい・・・。 そのあたたかさが、斉藤は 嬉しいと思った。 ひたすら、嬉しいと思った。 その友の温もりだけが 信じられる、何かのような気がした。 今一度、きっと俺はおまえを取り戻す・・・。 むかしのままのお前を。 おれたちは、おれたちは・・・。 まばゆいばかりだった、会ったばかりのころの天才剣士のそこぬけに明るい笑い声を斉藤は思った・・・。 「斉藤さん、強いなァ・・・。うれしいな」 つよい人、大好きです。おれは・・・。 おれは。 ・・・。沖田は斉藤よりも強いのだ。 斉藤は、純粋に信じたこの男になら背を預けあうことが出来るのだと。 あの日と、同じ風が 今も二人のあいだを流れている・・・。 |
2006/07/05 |
こんにちは、拍手やコメント有り難うございます!! ※小話の伊庭沖、、、。ほんと、そうかも。 伊庭さんが、一途なんだか、あやしげなんだかw っていうお話になってきてしまいました(^^ゞ これからも見守ってやってくださいませ。 感想、ありがとうございました! ※拍手おしてくださる方、メッセージ下さる方。 ほんとうに、感謝しております!! つたないものばかりですが、これからも頑張りますね。 |
2006/07/04 |
やさしいお兄ちゃん。 宗次、そうじ、そうじろぉ〜。 うぁー、しつこい。 えっ、この声。 歳さん・・・。 何で??? 今日、遅くなるかなって、 思ってたんだけど。って、何日もいないことだって多いし・・・。 伊庭の御曹司が来てさァ。昨夜連れ立って、ふらーっと。 まァ、いいけどね。 歳さんがどこで遊ぼうが、誰と一緒だろうが。 ふー、はいはい。 今、行きますから。 ぱたぱたと、宗次郎は走った。 「歳さん、なぁに?」 「おう宗次、土産だ」 えっ、花。おれに花・・・。 おれ、歳さんが時どきよくわかんないかも。 ・・・。 「ありがとう」けどこれって、なんの花。 (少年の手の中で可憐な白い花がユラユラと揺れていた・・・。) |
2006/07/04 |
私を赦さないで、ください。 「かっこいいや、ほんとに」 沖田は知らず、涙ぐんだ。 いつだって、どんな時だってこの人の傍らは自分だった。 あぁ、もうあなたの側にいてあげることが出来ない。 さっと鳥羽・伏見での負け戦を機に土方は、そのナリを変えていた。 ほれぼれするほどの男っぷりで、ある。 昔、沖田総司がまだ宗次と仲間たちに呼ばれていたころ。 沖田は強い憧れで、この男を見ていた。 いつも激しい気性を裡に隠して、彼は笑っていた。 その炎が若い沖田を、惹きつけてやまなかった。 時は熟したのだ、彼の人の中で。 沖田は悔いはないと思った。 ただ、ひたすら人を斬ることしかなかった己に悔いはないと、 思った。 歳三は沖田には、弱かった。むしろ弱音を吐ける相手など、いもしなかったのだ。 沖田はそんな土方を、知っていた。 だから、いつもおどけて見せた。 この人に安らぎをと。 微かでいいから、微笑みをと。 だから、不治の病におかされた身を知ったとき。 悲しかったのは、ひとえにこの人のためだ。 他の誰が、あなたを昔のままのあなただと 知っているのだろう。 先生さえも、信頼はしていたが。変わったと思っていたのではなかろうか・・・。 それが、沖田には哀しかった。 土方はすこしも、沖田の目にはかわってはいなかった。 どんなに血をあびて、鬼と呼ばれても。 ほんとうは、だれよりも優しいひと・・・。 あぁ、貴方をおいていく私をゆるして。 あぁ、貴方をおいてゆく私を憎んで・・・。 沖田は軽口まがいに 「歳さん、あなたなら。きっと大丈夫だよ。生きてくださいね」 土方の顔が一瞬蒼褪め、ゆがむ・・・。 だが沖田は許さない。 「必ず、生きてください! 死なないでください。あなたこそ、私の生きた証なのだから・・・。忘れないで」 沖田は生涯、秘した愛の言葉のかわりに残酷な約束をもとめた。 土方は、無表情を通り越した色のない瞳と口元をひきしめ、ただコクリと肯く。 「ありがとう、土方さん」 うっすらと、沖田は微笑む。 そうして沖田は、幸せそうに無邪気ともとれる光を宿した眸を閉じた。 |
2006/07/03 |
拍手やメッセージ、ありがとうございます!! ※伊庭沖(明るいほう)気にいっていただけたみたいで。 楽しそう・・・、うれしいお言葉です(暗めのお話ばっかり書いてしまうので〜。) ありがとうございます!! 進展希望とのお言葉、肝にめいじましたw(拍手お礼の小話はすでに出来あがってるうえに、いちゃいちゃしてますが、あれはパラレルなのかもです^^;。ゆっくりかもしれませんが、進展させてみたいです。頑張りますね☆) ご感想、本当にありがとうございました。 ※拍手おしてくださっている方、コメントくださる方。 いつも本当に感謝しています!! ありがとうございましたー** |
2006/07/02 |
情人。(華) 涼しげに日暮れどきの風が吹く。 沖田総司はぼんやりと風を感じていた。 最近は微熱が続いて体調がおもわしくなく、こんなふうに穏やかな気持ちになったのは久しぶりのことであった。 沖田は、もしやと。 おのれがもうただの病ではないかもしれぬと。 思いはじめていた・・・。 いづれ刀を握れなくなるだろう、自分は。 ただ、ばれてはいけないのだ。 特にあの人には。 あぁ甘く清らな華の馨りが匂いたつような あの人の白い指が。 夜毎おずおずと、触れてきた。 清冽な白い顔、重なる吐息・・・。 だが本当に、この微熱があの病だったのなら。 私が貴方を愛するのは、もう心だけ。 だからばれてはいけないのだ・・・、よけいに。 貴方を華のようだと、思う昔のままの心情【こころ】も。 あなたが、私を必要だと思ってくれていることを わたしが知っていることも。 (知ってるよ、歳さん。私が必要だ・・・。貴方には) ただ剣をつかえぬようになれば、自分は離れなければならなくなるのだ、いづれ。 わかっているから、ぎりぎりまで知られてはいけないのだ。 あなたに 泣いて欲しくない・・・。 今も あなたは私の華。愛しいひと。 |
2006/07/02 |
甘味とわたし。 ひょいと、また伊庭八郎。 田舎道場ともいえるような試衛館へ、ふらりとあらわれた。 今日も、歳三は不在。 なにが楽しいのか、沖田あたりは歳三めあてと思っているからつっけんどんに、応対するのだが・・・・・・。 今日は、宗さんに用があると。 近頃はからからと、笑う。 いやに男振りもいい. そのうえ、腕もたつのだそうだ。 それも、そうだろう。 近隣にも名のしれた大道場の御曹司。 しかし、伊庭はここでは竹刀をもたず。のほほんと、人待ち顔で・・・。 だが、あきらかに近頃のめあては沖田なのだと、なんの邪気もなく沖田自身に言ってくる・・・。 なんのつもりか・・・。 立会いたいとは、いわないで。 しかも手土産持参である・・・。 たいていは食べ物、しかも甘味がおおい。 ついつい宗次郎、あまいものには目がないものだから。 なにやら、つっけんどんさもなくなって・・・。 知らぬうちに世間話などしてたりするのだ。 沖田はやたらと、どこか気障なこの男・・・。油断ならぬと警戒していたのだが、ついつい自分のしらぬ兄分、歳三の話やら。 やわらかい物腰やらにひきこまれ、話につりこまれてしまう。 悔しいんだか、なんなのかさえもうどうでもよくなってきてしまった。 そんなこんなで、伊庭は足繁く通ってくるのだ。 「あすこの甘味屋の汁粉は絶品」だの 「あの屋台の蕎麦は、おつなもんさ」だのと。 言われているうちに、ついつい 「宗さん、今度。おいらといっぱい、どうさネ」 つい、うん。と沖田は答えてしまっていた。 もちろん、このいっぱいは、酒ではない。 もちろん、甘味。 しるこ等のぜんざいの類いなのだった。 |